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リトレッドタイヤとは?
メリットを知りタイヤの再利用で資源を有効活用しよう
リトレッドタイヤは、トラックタイヤ・バスタイヤを長くリーズナブルに使用するために活用されています。再生タイヤや更生タイヤという名前でも呼ばれており、環境に配慮しながらコストカットを目指せます。
「リトレッドタイヤとはどんなタイヤか気になる」「トラックタイヤを再生させたい」という方に向けて、リトレッドタイヤの特徴やメリット、実際の導入事例、よくある質問とその回答を紹介します。
リトレッドタイヤとは?
リトレッドタイヤ・再生タイヤ・更生タイヤとは、摩耗しているタイヤのトレッドを新しいトレッドに交換し、リユースしたタイヤのことです。 運用コストと環境フットプリントを削減したい保有車両への導入に最適です。
ミシュランタイヤは、パイオニアとして1世紀近くにわたってタイヤのリトレッドを行っており、常に革新的な技術を開発してきました。
低温加硫製法を用いたミシュランタイヤのリトレッドタイヤには、あらかじめミシュランタイヤ独自のトレッドパターンを施したトレッドゴム(プレキュアトレッド)を使用しています。また路面に接する部分であるコンパウンドには、新品と同等のものを使用しています。
さまざまなミシュランタイヤの製造基準をクリアし、承認を受けた工場のみで生産されているため、安心・快適にご活用いただけます。

リトレッド作業の様子
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優れたリトレッドのために
ミシュランタイヤは、お客様のビジネスニーズに対応する専門的な管理により安全性を損なうことなく、環境フットプリントを削減し、収益性を最大化するお手伝いをいたします。
どのタイヤがリトレッド可能ですか?
タイヤは何回リトレッドできますか?
日本では原則1回となります。ミシュランタイヤの製造基準をクリアし、承認を受けた工場のみで生産されています。
ミシュランタイヤが取り扱うトラック・バス用リトレッドタイヤは、以下からご確認ください。
リトレッドタイヤのメリット

リトレッドタイヤのメリット
リトレッドタイヤには、次のようなメリットがあります。
(1)新品タイヤと比べて約40~50%のコスト削減が可能
リトレッドタイヤは、同等の新品タイヤの購入価格よりも約40~50%のコストを抑えることが可能です。

ミシュランのロングライフタイヤはリグルーブやリトレッドによって寿命向上・再利用可能
ミシュランタイヤは、ロングライフ・リグルーブ・リトレッドによるコストパフォーマンスの削減を追及しています。
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ロングライフ:ロングライフ性能を最大限活用
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リグルーブ:タイヤ寿命を向上
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リトレッド:ミシュランケーシングを再利用

ロングライフ性能のミシュランタイヤをリグルーブ・リトレッドによって長期活用することで、1km走行あたりのコストを21%削減可能
ロングライフ性能のミシュランタイヤをリグルーブ・リトレッドによって長期活用することで、1km走行あたりのコストを21%削減可能です。
※ミシュランタイヤ調べ
(2)新品同等のタイヤライフを確保
走行距離をさらに伸ばし、タイヤを長持ちさせることが可能です。
リトレッドによる再利用で、タイヤの走行距離を新品同等に延ばせる可能性があります。
(3)ニーズに合わせてトレッドを調整可能
用途やニーズに応じてトレッドを調整可能です。
最大350種類のケーシングとトレッドの組み合わせを利用できます。
(4)環境保護に役立つ
リトレッドは環境保護にも役立つことから、「グリーン購入法」の特定調達品目にも指定されています。
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CO2排出量の削減:
CO2排出量を削減し、100本のタイヤをリトレッドすることで、5トンの原材料が節約され、6トン以上のCO2が大気中に放出されることを防ぎます。
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原材料消費量の削減:
リトレッド1回 につき、約50キロの原材料を節約できます。 ケーシングに加えられる原材料は、平均してわずか20キロで、新しく製造されるタイヤと比べて約70%の節約になります。
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廃棄物の削減:
3軸トレーラーの場合、約300キロの廃棄物を削減します。例えば3車軸用に6本のタイヤをリトレッドする場合、リサイクルされるタイヤを6本減らすことが可能です。
ミシュランタイヤでは、リトレッドだけでなく、タイヤに再び溝を刻みタイヤ寿命を延ばす「リグルーブ」も実施可能です。リトレッドとあわせて活用することで、より環境保全に貢献できるだけでなく、コストメリットも享受できるでしょう。
リトレッドの導入事例
「リトレッドに興味はあるけれど、実際に導入した場合の様子を把握しておきたい」というケースも多いのではないでしょうか。
ここでは、ミシュランタイヤのリトレッドタイヤを実際にご利用いただいているお客様の声を紹介します。
お客様の声

ダイワ運輸株式会社でミシュランリグルーブタイヤを使用しているイメージ
MICHELIN X Oneリトレッドをご使用
リトレッドによりタイヤ1本を余すことなく使えるので、環境にも優しいミシュランタイヤを使用しております。ワイドシングルタイヤX Oneを数年前から積極的に採用しておりましたが、X Oneリトレッド(再生タイヤ)が発売されたことでリジット車(単車)の遊輪にX Oneリトレッドを装着することができました。X Oneタイヤを余すことなく二次寿命まで使用できるようになりました。
代表取締役 木村泰文様
ダイワ運輸株式会社
ミシュランタイヤが取り扱うリトレッドタイヤは、以下からご確認ください。
リトレッドタイヤに関するよくある質問
リトレッドタイヤに関するよくある質問とその回答を、Q&A形式で紹介します。
リトレッドタイヤの見分け方は?
タイヤのサイドウォール(側面)に「RETREAD」や「RECAP」などの表示が刻印されている場合、リトレッドタイヤである可能性が高いでしょう。
リトレッドに適さない場合は?
摩耗し過ぎたタイヤや側面・内面にダメージを受けたタイヤなどは、リトレッドに対応できない可能性があります。
1軸に2本タイヤを装着する場合、原則として前輪装着は推奨されません。ミシュランタイヤでは、前軸へのリトレッドタイヤ装着を控えていただくようお願いしております。
乗用車用のタイヤもリトレッドできる?
現状では、乗用車用のタイヤはリトレッドには対応しておりません。
ミシュランタイヤでは、トラック・バス用タイヤのリトレッドに対応しております。
リトレッドタイヤの使用は日本で認められている?
はい。リトレッドタイヤ導入に関する補助事業もあります。
リトレッドタイヤを活用しましょう
リトレッドタイヤを活用することで、環境保全やコスト削減、タイヤの走行可能距離アップにつながります。保有しているトラック・バスのタイヤに、ぜひご活用ください。
リトレッドタイヤに関する疑問は、こちらからお問い合わせください。