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サイドウォールマークキングの見方
ブルドーザー・ダンプ・グレーダータイヤなど

ブルドーザー・ローダー・グレーダー・ダンプトラックタイヤなど、ミシュランタイヤにおけるサイドウォールマークキングの見方を解説します。

建設・工業・鉱山用といった産業車両タイヤのサイズ確認・交換などに、ぜひお役立てください。

【建設・工業・鉱山用タイヤ】サイドウォールマークキングの見方

建設・工業・鉱山用タイヤのサイドウォール(側面)には、タイヤの重要な情報が記載されています。これらのマーキングは、タイヤの選定や管理に役立つ情報を提供しています。ここではミシュランタイヤを例に、基本的なサイドウォールマーキングの見方を解説します。

(1)【基本】サイドウォールマークキングの見方

MICHELIN XTRA POWER L5のサイドウォールマーキングを例に、基本の見方を解説します。

MICHELIN XTRA POWER L5タイヤのサイドウォールのクローズアップ

MICHELIN XTRA POWER L5タイヤのサイドウォールのクローズアップ

①35:タイヤの断面幅(インチ)

タイヤの断面幅(トラックやバスを正面から見たときのタイヤ幅)を、インチ(またはミリ)で表示しています。

②65:扁平率(%)

タイヤ断面「幅」に対する、タイヤ断面「高さ」の割合のことです。

③R:ラジアル構造

「R」の表記は、ラジアル構造のタイヤであることを指します。

ラジアルタイヤとは、トレッドの中心線に対し、タイヤの骨格(カーカス)を構成するコードが放射状(ラジアル)に配列され、トレッド部分をベルト(補強帯)で締め付けている構造のタイヤのことです。

主に、以下のような特長があります。

  • グリップが良い
  • 燃費の向上
  • 寿命が長い
  • 乗り心地の向上
  • 車両のいたみが少ない
  • パンク率の低減
  • 発熱が少ない
  • 偏摩耗が少ない


④33:リム径(インチ)

タイヤに装着されているホイールのサイズをインチで表しています。

1インチ=25.4ミリなので、33インチであれば約838ミリとなります。

⑤★★★:3スターケーシング

ラジアルタイヤの強度を表す指標です。

★★★(スリースター)とは、TRA(米国Tire & RimAssociation)が定めたケーシング強度と荷重能力を示す指標で、リジッドダンプ用として最も高い強度を保有していることを示します。

MICHELIN XTRA LOADシリーズ発売まで、リジットダンプ用タイヤの強度は★★(ツースター)でした。

ダンプトラック用・ホイールローダー用・グレーダー用タイヤにおける、スターレーティングとプライレーティングの適応表

ダンプトラック用・ホイールローダー用・グレーダー用タイヤにおける、スターレーティングとプライレーティングの適応表

⑥L-5:使用タイプ

「非常に深いトレッド(5)のローダー(L)」であることを表しています。

鉱山・建設機械用タイヤは、その使用法によって主に以下4つのカテゴリーに定義されます。

  • C:コンパクター
  • G:グレーダー
  • E:鉱山・建設機械用ダンプトラック
  • L:ローダーおよびブルドーザー


これらのカテゴリー内において、トレッド深さやトレッドパターン別に、以下の数字で識別されます。地面の状況や使用用途などにあわせてタイヤを選ぶとよいでしょう。

  1. リブ(標準溝)
  2. トラクション(標準溝)
  3. ノーマル(標準溝)
  4. ディープ(深溝)
  5. エキストラディープ(超深溝) 


7 フローテーション(通常のトレッド)

サイドウォールに、「SUPER、D1、D2」などトレッド深さを示す記載があるタイヤもあります。

タイヤのトレッド深さによる分類

タイヤのトレッド深さによる分類

車種別のコード・トレッドパターン表は、以下のとおりです。

【コンパクター】

C1:スムース

【輸送用車両(ダンプなど)】

E1:リブ

E2:トラクション

E3:ロック

E4:ロック(深溝)

E7:フローテーション

【グレーダー】

G1:リブ

G2:トラクション

G3:ロック

G4:ロック(深溝)

G5:ロック(超深溝)

【ローダー・ブルドーザー】

L2:トラクション

L3:ロック

L4:ロック(深溝)

L5:ロック(超深溝)

L35:スムース

L45:スムース(深溝)

L55:スムース(超深溝)

⑦メーカー:MICHELIN®

タイヤメーカーが記載されています。

⑧シリーズ名: MICHELIN XTRA POWER L5

製品シリーズ名が記載されています。

関連ページ:ミシュラン 建設・産業車両用タイヤ

建設・産業車両用タイヤの最新カタログは、以下ページの「ミシュラン建設・産業車両用タイヤカタログ」よりご確認いただけます。

関連ページ:法人のお客様向けミシュランタイヤの参考資料

(2)【詳細】サイドウォールマークキングの見方

MICHELIN X®CRANE™ +タイヤのサイドウォールのクローズアップ

MICHELIN X®CRANE™ +タイヤのサイドウォールのクローズアップ

MICHELIN X®CRANE™ +のサイドウォールマーキングを例に、より詳しい見方を解説します。

関連ページ:Michelin X-CRANE + | クレーン用タイヤ | 日本ミシュランタイヤ
 

⑨170:タイヤのロードインデックス(LI)

ロードインデックス(LI)とは、規定の条件下で、そのタイヤに負荷できる最大負荷能力(最大荷重)を表す数字のことです。

ロードインデックスと一輪あたり荷重の対応表

ロードインデックスと一輪あたり荷重の対応表

⑩F:速度記号

速度記号とは、規定の条件下でタイヤが走行できる最高速度(能力)のことです。最高速度に合わせ、以下のようにアルファベットで表されます。

 E:最高速度70km/h

 F:最高速度80km/h

 G:最高速度90km/h

 J:最高速度100km/h

 K:最高速度110km/h

 L:最高速度120km/h

 M:最高速度130km/h

 N:最高速度140km/h

【建設・工業・鉱山用タイヤ】サイドウォールマークキングに関連したよくある質問

建設・工業・鉱山用タイヤのサイドウォールマークキングに関連した、よくある質問をまとめました。

(1)建設・工業・鉱山用タイヤの装着と取り外しについて教えてください。

建設・工業・鉱山用タイヤの装着や取り外しは、専門的な技術が必要です。安全性を確保するため、専門家による作業を推奨しています。

建設・工業・鉱山用タイヤの装着および取り外しについては、以下の記事で詳しく解説しています。

関連ページ:建設用タイヤの装着と取り外し | 日本ミシュランタイヤ

(2)建機用タイヤの保管方法を教えてください。

建機用タイヤは、適切な環境で保管することで、劣化を防ぎ寿命を延ばすことが可能です。直射日光や湿度の高い環境を避け、風通しの良い屋内で保管してください。

建機用タイヤの保管方法については、以下の記事で詳しく解説しています。

関連ページ:建機用タイヤの保管とメンテナンス | 日本ミシュランタイヤ

(3)建機用タイヤの点検・メンテナンス方法を教えてください。

建機用タイヤの点検やメンテナンスは、定期的に実施することが重要です。タイヤの空気圧、損傷の有無、トレッドの状態を定期的にチェックし、必要に応じて交換や修理を行ってください。

建機用タイヤの点検・メンテナンスについては、以下の記事で詳しく解説しています。

関連ページ:建機用タイヤの点検とメンテナンス

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